2023/05/16
顎関節用スプリントと歯ぎしり用マウスガード
★顎関節用スプリント
顎関節用スプリントとは、
顎関節症の治療に使用されるマウスピース型の取り外し可能な装置です。
顎関節症は、あごの関節に痛みや音が出たり、
口が開けにくくなったりする病気です。
顎関節用スプリントには、
顎を安定させて関節にかかる力を軽減させる働きがあります。
これにより、顎関節症の痛みやその他の症状を緩和することが期待できます。
スプリントには種類があり、スタビライゼーションスプリント、
リポジショニングスプリント、リラクセーションスプリント、
ピボットスプリントと呼ばれます。
これらは顎関節症の症状によって使い分けます。
なかでもスタビライゼーションスプリントは、
最も代表的なスプリントであり、
顎関節症にオールマイティに使用できると考えられています。
★歯ぎしり用マウスガード
歯ぎしりは、無意識に上下の歯を強く噛み締めたり、
擦り合わせたりする行為のことです。
歯ぎしりによって、歯がすり減ったり損傷したりするだけでなく、
頭痛や顎関節症などの症状を引き起こす可能性があります。
歯ぎしり用マウスガードも顎関節用スプリントと同様に、
スタビライゼーションスプリントが使用されています。
スタビライゼーションスプリントの一般的な作り方
顎関節用スプリント、歯ぎしり用マウスガードの
どちらも上下の口の中の型取りをして、
歯並びを再現した石膏模型を作ります。スプリントとマウスガードの素材には、
入れ歯用のレジン樹脂を使用する場合や熱可塑性のシートが用いられています。
歯科医院で上下の口の中の型取りをして、歯並びを再現した石膏模型を作ります。
→
上の歯の歯型にスプリントを設計します。
スプリントが口の動きの邪魔にならないように、
模型上に設計線を書きます。
→
樹脂シートを加熱し、柔らかくしてから成形器で加圧します。
模型にシートを圧接することで、歯にぴったり合う形にします。
→
設計線に沿ってカットし、形を整えます。
→
シートの上に常温重合レジンを盛り上げ、
下の歯の模型と噛み合わせます。
→
形を整え、噛み合わせを調整して完成させます。
スプリント療法は、患者さんによって効果が異なります。適切なスプリントの選択と装着は、
歯科医と相談して決定することが重要です。
★参考文献
- 顎関節症・歯ぎしりに対する口腔内装置(スプリント)の指針 公益社団法人日本補綴歯科学会
- 歯科医院でつくるスポーツマウスガードガイドブック 一般社団法人広島県歯科医師会
- 歯のホワイトニング処置の患者への説明と同意に関する指針 一般社団法人日本歯科審美学会
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