歯周病|まきひら歯科 福山市の歯医者・歯科 |福山駅徒歩5分|歯のクリーニング・定期検診・定期健診・メンテナンス

歯周病

歯周病: 歯周病の直接的な原因 (歯垢、バイオフィルム、歯石)

歯垢、バイオフィルム、歯石

食事をして、細菌がそれを栄養として歯の周りに塊となってくっついているものが歯垢です。
歯垢が長時間留まって膜のようなものを作り、歯の周りに強固にくっついているものがバイオフィルムです。

歯石は歯垢が石灰化したもので、歯の周りに石のように硬くくっついています。
バイオフィルムと歯石は歯科医院の専用の器具でなければ取り除くことができません。

このバイオフィルムと歯石をできるだけ長い間歯の周りにつけておかないようにするために歯科医院での予防歯科が大事です。
いうまでもありませんが、歯垢の段階で取り除く、つまり毎日の歯磨き=家庭での予防歯科が一番大事です。

そのためには、適切な歯ブラシ、歯磨き剤の選択、そして方法を知ることがとても有効です。
コロナで口腔内の悪化が危惧されています。適切な処置で歯周病の悪化を防ぎましょう!

 

歯周病:歯周病の間接的な原因

歯垢などのほかに、歯周病を悪化させる間接的なリスクファクターもあります。
それは歯並び、悪い噛み合わせ、悪い習癖、不適合な差し歯などの局所的なリスクファクターと、ストレス、運動不足、喫煙、食習慣、睡眠不足、肥満、遺伝、飲み薬の影響などの全身的なリスクファクターに大別されるかもしれません。
歯周炎のケアには直接的な原因を取り除いていくことがまずは最初ですが、全身的なリスクファクターも減らしながら改善していくことが大事です。
ただ、なかなか生活習慣などは変えられないですよね。

 

歯周病:オーラルケアグッズの選択

オーラルケアグッズの選択

歯周病やむし歯予防には、毎日の歯みがきが大事なことは誰もが知っている事だと思います。
その中心が歯ブラシと歯磨剤(歯磨き粉)、デンタルリンスです。

歯ブラシ選びと同様に歯磨剤(歯磨き粉)も難しいと思います。
効果の違い、歯茎の状態にあったのはどれかなどといった点で選ばず、
好みの味や手に入りやすいなどの点で歯磨き粉を選んでいる場合も多いと思います。

まきひら歯科クリニックでは、歯周病の患者様にはジェルコートFを毎日の歯磨きジェルとしてお勧めしています。
(おすすすめしているのはこれだけではありません。) 年齢によってはフッ素濃度の高いチェックアップをすすめています。
インプラント治療をされている方にはインプラント専用のジェルコートIPをオススメしています。

リペリオは歯肉を活性化するための製品です。歯肉マッサージの際に利用しています。
様々なオーラルケア製品が市販されています。

デンタルリンスも日々のオーラルケアに加えることで、より歯周病予防の効果を発揮します。
コンクールFはクロルヘキシジンを含でいるため殺菌効果があり歯周病予防に有効です。
まきひら歯科クリニックでは診療前に患者様にこのコンクールFでうがいをしていただいています。

一般的にはドラッグストアで様々なものが取り扱われ手に入りますが、なかには歯科医院専売のものもあります。
ご自身にあった製品を選び、日々のオーラルケアの効果を高め、歯周病の悪化、重症化を防ぎましょう!

 

歯周病: 歯ブラシ選び

歯ブラシ選び

食事をして、細菌がそれを栄養として歯の周りに塊となってくっついているものが歯垢です。
この歯垢をできるだけ長い間、歯の周りにつけておかないようにするためにいうまでもありませんが
毎日の歯磨き=家庭での予防歯科がとても大事です。

歯周病予防、むし歯予防は日々のオーラスケアからはじまります。
そのためには、適切な歯ブラシ、歯磨き剤の選択、そして方法を知ることがとても有効です。
歯ブラシの選択は難しいですよね。

 

歯周病:歯磨剤選び

まきひら歯科クリニックでは、歯周病の患者様にはジェルコートFを毎日の歯磨きジェルとしてお勧めしています。
(おすすすめしているのはこれだけではありません。)
インプラント治療をされている方にはインプラント専用のジェルコートIPをオススメしています。
洗口液も日々のオーラルケアに加えることで、より歯周病予防の効果を発揮します。

歯周病:洗口液選び

洗口液も日々のオーラルケアに加えることで、より歯周病予防の効果を発揮します。
コンクールFはクロルヘキシジンを含でいるため殺菌効果があり歯周病予防に有効です。
まきひら歯科クリニックでは診療前に患者様にこのコンクールFでうがいをしていただいています。

 

歯周病:歯周病の急性発作

歯周炎の急性発作

症状は、痛み、歯茎の腫れ、噛むと痛い、歯が浮いた感じがする、歯がぐらぐらする、歯茎の色が違うなどなどです。
原因は体調不良や疲労などいろいろですが、歯周病の病状を放置しておくと、この急性発作を起こしやすいです。

治療は、まずは、炎症を鎮める急性期の対応を行います。
最近、上記のような症状で来院されるかたが増えて来たかもしれません。

コロナなどの新興感染症や流行性のインフルエンザは毎年流行るかもしれません。感染症の入り口の一つは口腔です。
口腔の健康は全身の健康へつながります。双方、健康を維していきましょう!

歯周病:一般検査

口腔内の写真、レントゲン検査、歯周ポケット検査などを行い骨、歯肉、汚れなどを判定します。

歯周病:唾液検査等

歯周病:唾液検査

唾液中の菌の量や唾液緩衝能などで口腔内を評価します。まきひら歯科クリニックでは、ライオンのSMTというシステムで唾液検査をおこなっています。検査項目は、歯の健康に関する項目、歯ぐきの健康に関する項目、口腔清潔度に関する項目の3項目です。歯の健康に関する項目は、むし歯菌、酸性度、緩衝能の3つで評価します。歯ぐきの健康に関する項目は、白血球とタンパク質の2つで評価します。口腔清潔度はアンモニアで評価します。

 

歯周病:機械的な歯面の清掃 (PMTC)

歯周病:機械的な歯面の清掃 (PMTC)

PMTCとは歯の表面のバイオフィルムを専用の機械で綺麗に研磨し取り除くことです。当院では、専用の機械と各種クリーニングペーストを使用してPMTCを行っています。使用するペーストは、松風のメルサージュ、ウエルテック社のコンクールのクリーニングジェルやGC社のPTCペーストというものを使用しています。フッ素が配合され、適度な粒度の研磨剤が含まれています。患者様の歯の表面の着色等の状態によってこれらのペーストを使い分けています。早めにバイオフィルムを取り除いて歯周病の予防を実践しましょう!

 

歯周病:縁上の歯石とり(スケーリング)

歯周病:縁上の歯石とり(スケーリング)

歯周病の初期治療の最初に行うものです。歯肉の上にある歯石を除去します。一般に”クリニーニング”と言われているステップかもしれません。歯周炎までいたっていない歯肉炎の病態ではこの縁上の歯石取りの治療によって症状はかなり改善します。とても大事な歯周病の治療ステップです。早めに歯石を取り除いて歯周病の予防を実践しましょう!

 

歯周病:縁下の歯石とり(SRP: スケーリングルートプレーニング)

SRPとは、スケーリングルートプレーニングのことで 歯周病の原因を取り除き、可能な限りきれいな滑沢な歯面を取り戻し、 歯周病の悪化を防ぐ歯周病の初期治療のことです。
縁上の歯石は超音波スケーラーという器具で主に取り除きます。
縁下ぼ歯石は当院では各種グレーシーキュレットという専用の器具を使って 取り除いています。
縁下の歯石を取り除く際には歯茎の中にこのグレーシーキュレットを いれるため、処置時、処置後に少し痛みが出ることがありますが、 一般的には時間とともに消退します。
また、歯面を滑沢にするため知覚過敏の症状が少しでるかたもいらっしゃるので当院では知覚過敏用の歯磨き剤を使用していただいたり、 フッ素塗布などを行っています。
滑沢になった歯面に歯肉の再付着を期待します。
SRPが必要な中等度以上の歯周病治療には回数がかかります。しっかりと歯石を取り除くことは歯周病の病態の安定に繋がります。

 

歯周病:歯周ポケットに薬剤注入

歯周治療の過程で歯茎に薬剤を定期的に流し込むことがあります。
外科処置を避ける手段で用いられることもあります。
代表的な薬剤に、ペリオクリン(サンスター)、ミノサイクリン(昭和薬品)というものがあります。
ペリオクリン、ミノサイクリンはミノサイクリン塩酸塩という抗菌薬です。
適応であれば保険でできる場合もあります。
ペリオクリン、ミノサイクリンは週に1回くらいのペースで塗布します。
急性の歯周病の際に用いられることもあります。
歯周病は薬で進行を抑えることは難しく、やはりスケーリングやSRPなどの歯石除去が重要です。
ペリオクリン、ミノサイクリンはそれらの補助的な薬剤となります。
言うまでもないですが、歯周病予防に日頃の歯磨きがもちろん最重要です。

 

歯周病:SPT(歯周病の重症化予防)

SPT

歯周炎の治療は、はじめに検査、診断から始まり、歯肉の上の歯石とり、その後必要なら歯肉の下の歯石とりへと進みます。
その際、ステップごとに検査が入ります。
さらに、重度の歯周病の患者様は歯周外科を行うことがあります。
歯茎の組織が安定すれば、SPTというメインテナンスの段階へと進むこともあります。
SPTとはSupportive Periodontal Therapyの略です。

歯肉炎、歯周炎の治療の終わった後も日常の適切な歯磨きを行うと同時に歯科医院での定期的な歯垢や歯石の除去など(専門的なケア)を行い
歯周病などの再発を予防していくことです。

今は、悪化することを予防する”予防の時代”です。
SPTの考え方やその保険制度への導入は、こんな時代だからこそ実現したのだと思います。

歯周病重症化予防という保険制度も最近始まりました。
保険改定で、予防歯科に関する変更がありました。歯周病重症化予防と呼ばれるものです。

歯周炎、歯肉炎は油断すると悪化しやすい病気です。常にメンテナンスの必要があります。
その代表は、自己による日々のブラッシングです。ホームケアと呼ばれ、これがもっとも重要な予防歯科です。
さらに、時々、歯科医院で行うプロフェッショナルケアもメンテナンス(予防歯科)の方法のひとつです。
ホームケアとプロフェッショナルケアの組み合わせによるオーラルケアがとても重要です。

歯周炎が安定している患者さまも、定期的なプロフェッショナルケアを保険で受けられるようになったのが、
今年の保険改正による歯周病重症化予防というものです。

歯周病の重症化予防に関してはお気軽にお問い合わせください。

 

歯周病:「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」とは、厚労省が平成28年の保険改正で定めたあらたな保険制度(施設)です。
これまでの保険制度は虫歯や歯周病の重症化予防を目的とした治療優先型の歯科医療の方法に医療費が費やされていました。

現在は、虫歯にさせない、歯を失わないための継続的なメインテナンスが、
「保険診療」でご提供できるようになり、いわゆる予防歯科に保険が適応となりました。

その施設がかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所です。
この患者様に寄り添い口腔の健康維持をサポートする「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に当院は認定されています。

 

歯周病:周術期の口腔ケア

周術期という言葉があります。これは外科麻酔手術の当日を含めた前後の期間をさします。全身麻酔手術の周術期、抗がん剤治療と放射線治療の期間には、体の抵抗力が低下し合併症が起こりやすいと言われています。口腔内には細菌がたくさん存在し、その細菌が肺や血液に入れば合併症を起こしやすくなります。周術期口腔機能管理は、口腔の清掃だけでなく機能も回復させる目的の口腔ケアで、これらの合併症を少なくするために行うものです。平成24年度から保険に導入されました。当院も中核病院からの紹介を受け、周術期口腔ケアを行っています。

 

歯周病:歯周病と糖尿病

歯周病は糖尿病の合併症のひとつと言われています。高血糖によって感染を防御する機能が低下し、歯周病の原因菌の増殖を抑制できなくなるためです。血糖のコントロールがうまくできないことが歯周病を悪化しやすくします。逆に歯周病が重症であるほど血糖値コントロールの状態もうまくいかなくなります。歯周病治療で歯周組織の慢性炎症が改善するとインスリンの働きが改善し、糖尿病の指標が低下することが報告されています。つまり糖尿病と歯周病には相互的な作用があるようです。定期的に歯科検診を受けることは、糖尿病の患者さんや糖尿病の予備軍の人にとってとても大切なことです。

 

歯周病:歯周病と認知症

九州大学の先生がたが歯周病と認知症の関連の報告をされています。その研究成果は、歯周病菌感染は全身の脳老人斑成分を脳内輸入させるというものでした。この研究は歯周病によるアルツハイマー病の新たな関与メカニズムを示していて、歯周病の予防ならびに治療によって、アルツハイマー病の発症と進行を遅らせることが大いに期待されるというものです。日本人の8割が歯周病と言われています。これまで歯周病と糖尿病など様々な全身疾患の関連が示されてきました。認知症にも関与しているとなると超高齢社会において歯周病の悪化抑制は健康寿命の延伸につながると思われます。

 

歯周病:歯周病と循環器病

歯周病にかかっている人は、そうでない人と比べて循環器病を約2倍くらい発症しやすいことがわかってきています。実際、アテローム性動脈硬化が起きている場所から歯周病菌が検出されたという報告もあります。歯周病が循環器病に悪影響を与えるメカニズムは、歯周病菌が直接関与する場合と、間接的に障害を受けた歯周組織から出される因子が影響する場合があるようです。その他にも歯周病と糖尿病などの関連が示されています。実際に糖尿病にかかった患者さんの歯周病治療には、保険治療のオプションも増えています。このように、これまでの科学者の研究から、歯周病の治療と予防は、全身の健康(もちろんすべてではないですが)に深く関連する可能性は高いと思われます。定期的なメンテナンスで歯肉炎・歯周病の悪化を予防しましょう!

 

歯周病:歯周病と肝臓病

歯周炎が起こると歯周ポケット内に細菌とその細菌(LPSなど)の産生物が増えます。これらが血管内に入り血流を介して肝臓に達します。その後、肝臓の炎症を悪化させることがわかってきました。特に非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と歯周病原菌の関係が徐々に解明されつつあります。全身疾患と歯周病の関係が明らかになり、ますます口腔ケア、予防歯科の重要性が増しています。詳しくは日本歯科医師会のホームページをご覧ください。

 

歯周病:妊娠性歯肉炎

妊娠すると女性ホルモンの分泌が増え、免疫力が低下し、口の中の環境がかわります。また、つわりなどで歯磨きができない妊婦さんもおられます。虫歯のリスクも高まります。さらに、妊娠性歯肉炎も起きやすく、重度の歯周病は早産や低体重児出産などのリスクが高まることも報告されています。これらの理由で、行政機関である福山市でも、妊婦歯科健診(プレママ歯っぴい健診)を無料で実施しています。福山市の妊婦歯科健診(プレママ歯っぴい健診)をご希望の方は、お電話でご相談ください。また保険診療で、口腔環境を整える治療の一部が妊婦さんには、毎月、特別に認められているものもあります。それだけ、妊婦さんの口腔内を整えることは、赤ちゃんのためにも妊婦さんのためにも重要だということがわかりますね。福山市の妊婦歯科健診(プレママ歯っぴい健診)と妊娠性歯肉炎のことならお気軽にご相談ください。

 

歯周病:中高生の生活習慣と歯肉炎

中学生、高校生は部活動や受験勉強などで忙しく生活が不規則になることも多いと言われています。近年では長時間のゲームや携帯電話の使用などによって歯肉炎が発症しやすくなるという報告もあります。将来、自分の歯で一生食べるためには、中学生、高校生の時に歯肉炎を発症し重症化しないように生活習慣を見直してみましょう。

歯周病:歯科検診事業

福山市歯周病検診(噛ミング検診):まきひら歯科クリニックは福山市歯周病検診(噛ミング検診)の認定医療機関です。 福山市歯周病検診(噛ミング検診)は有料ですのでご注意ください。 年齢によって金額は異なります。 歯周病と全身の健康との関係が明らかになってきました。 つまり歯周病の管理は非常に大切です。 福山市歯周病検診(噛ミング検診)事業に関しては 事前にお電話でお気軽にご相談ください。

福山市妊婦歯科健診(プレママ歯っぴい健診):まきひら歯科クリニックは福山市妊婦歯科健診(プレママ歯っぴい健診)も認定施設です。妊娠性歯肉炎を早期に解決しましょう。お気軽にご相談ください。

企業検診(歯科) :一般の企業様の従業員の方の歯科検診を受け付けております。 歯科検診の担当者の方はお早めにご連絡いただければ 日程などの調整をできるだけさせていただきます。 費用は3,300円/1名(税込)からです。 個々の費用負担は内容によって異なります。 事前にお電話でお気軽にご相談ください。